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“つながり”の再定義。『宇宙飛行士 野口聡一の全仕事術 「究極のテレワーク」と困難を突破するコミュニケーション力』の感想

『宇宙飛行士 野口聡一の全仕事術 「究極のテレワーク」と困難を突破するコミュニケーション力』を読了。 宇宙ステーションという閉鎖空間に通算344日も滞在した”究極のリモートワーカー”野口宇宙飛行士が、「物理的な距離のあるなし関係なく、人と人...
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離婚できない苦しみ。『妻が口をきいてくれません』の感想

『妻が口をきいてくれません』を読了。「理由は分からないが妻が口を聞いてくれない。つらい。」夫視点と「夫のことはもう諦めた。子どもが大きくなるまでただ耐える。」妻視点で進む夫婦間不和の話。本作では「離婚したいのにできない夫婦の心情」がリアルに...
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もやはセルフコンパッションの教材なのでは。『マッチョグルメ』の感想

『マッチョグルメ』を読了。 ジャンプ+で『筋肉島』を連載中の成田成哲先生が描く、マッチョがチートデイにグルメを食す話。ボディメイクにそこまで関心がない私でも、チートデイに低脂質高タンパクなローストビーフ丼を頼んだ際に内なる"筋肉至上主義者(...
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“覗く”ことに疲れていませんか?『箱男』の感想

『箱男』を読了。自らを社会から切り離し、段ボールを被って生活する「箱男」の手記の話。 手記の書き手も時間軸もころころ変わるし、現実と妄想が入り混じっていてすごく読みづらいんですが、安部公房先生の鋭敏な言語感覚に脳が馴染み始めてからは「美術館...
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タイトルのまんまな作品。『アナーキー・イン・ザ・JKタイトル』の感想。

『アナーキー・イン・ザ・JK』を読了。 『銀魂』の下ネタとあらゐけいいち先生の『日常』の世界観を足して2で割ったような、女子高校生オムニバスコメディの短編集。 下ネタに弱いサイクロプスJK、発情するとおしりが光るホタルJK、と付き合ってる女...
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化学が分からなければ、おっぱいも理解できない。『おっぱいの進化史』の感想

『おっぱいの進化史』を読了。動物のおっぱいを研究している学者が、哺乳類の進化史をおっぱいの観点から紐解く本。図書館でジャケ借り。 ポップな絵の表紙を見て「おもしろ生物本なんだろうなー」と思ったら、中身は一般書とは程遠い学術書で腰抜かしました...
学習記録

諦めがついて数学と向き合う覚悟ができた。『経済数学入門の入門』の感想

もともとは高専卒業後に工学系の大学に編入するつもりが、数学がムリすぎてカナダに逃げた私。今度は経済学部に編入することになったので、同じ轍を踏まないように『経済数学入門の入門』を読んでみました。 どんな本か 『経済数学入門の入門』は、 せっか...
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漫画というよりは画集。『うずまき』の感想

『うずまき』を読了。 伊藤潤二先生の代表作の一つで、呪術廻戦で夏油優が使う「呪霊操術 極ノ番 『うずまき』」の元ネタになってたりします。 絵面ではとんでもなくグロくて、おぞましくて、えげつないことが起き続けるんですが、全く感情移入出来ないキ...
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発明は理論に先立つ。『失敗の科学』の感想

『失敗の科学』を読了。 卓球の元オリンピック選手という面白い経歴を持つ著者が「失敗から学ぶにはどうしたらいいの?」というのを大量の事例と共に説明する本。 本書のポイントを挙げるとするならば、・「失敗=学習機会」という考え方→失敗は「してもい...
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東郷にガノンドロフを重ねてしまって嫌悪感。『テンカイチ 9』の感想

『テンカイチ 9』を読了。 "最強の刀"東郷VS"最強の盾"弥助。キャラとしてはカッコいいんだけど、東郷の戦い方がスマブラのガノンドロフ感があって嫌いです。弥助に勝って欲しい。 あと信忠の花にちょうちょが止まってるときと止まってないときで性...