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小説は「書けるから」書いたらしい。『大学の話をしましょうか: 最高学府のデバイスとポテンシャル』の感想

『大学の話をしましょうか: 最高学府のデバイスとポテンシャル 』を読了。 『すべてがFになる』の森博嗣先生が、国立大学での勤務経験を元にインタビューに答えていく本。 タイトルと内容紹介文からは「異色の経歴を持つ作家が独自の"大学論"を語る!...
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境界すら見えてこない未熟さに気付かされた。『物語ること、生きること』の感想

『物語ること、生きること』を読了。「守り人」シリーズの上橋菜穂子先生が自身の人生を振り返るエッセイ本。 物腰柔らかな文体から伝わってくる先生の"意志の強さ"が印象的でした。「体が弱い」「甘やかされて育った」といった自身のコンプレックスと向き...
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画面越しに名指しで言われているような気分。『何者』の感想

『何者』を読了。 "軸"が異なる大学生たちが就活を進めていく話。 「確固たるものさしがないから、自分が集団の中でどれくらいの位置にいるのかが分からなくて怖い」「X(出版当時はツイッター)上の就活生のつぶやきが気になる」みたいな"就活あるある...
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難しいけど通読することに意味がある(らしい)『暇と退屈の倫理学』の感想

『暇と退屈の倫理学』を読了。 東大の先生が"暇と退屈"について哲学的に分析していく本。友人の勧めで読んでみました。 ・"暇"は客観的に「時間がある」状態・"退屈"は主観的な感覚という前提から、「遊動生活から定住生活への変化」を絡めて人類史の...
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確かにお笑いもバトルだよな『呪術廻戦 27』の感想

『呪術廻戦 27』を読了。 「宿儺VS五条悟」という現代ジャンプ漫画屈指のベストバウトの余韻に浸る隙を与えず、予想外の方向に加速し続ける感じが流石過ぎますね。この作品がどんなエンディングに落ち着くのかがひたすら楽しみです。
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ロマンだけでは宇宙には行けぬ。『2025年、人類が再びつきに降り立つ日』の感想

『2025年、人類が再びつきに降り立つ日』を読了。 元JAXAの職員が宇宙開発の歴史と実情を解説した本。Space Job Fairに先立って予習も兼ねて読んでみました。 アポロ計画以来の人類による月探査プロジェクト「アルテミス計画」の話か...
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え、彗星落ちて地球滅亡?『ムーミン谷の彗星』の感想

『ムーミン谷の彗星』を読了。 ムーミン童話全集の1巻目。 絵柄から想像できる、のんびりとした世界観とかけ離れた「彗星が落ちてきて地球が滅びるかもしれない」というハードな設定にビビりました。 「世界滅亡するんだからもっと他にやることあるだろ」...
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“世捨て人”を俗世間につなぎとめる家族にグッときた。『物理学者のすごい思考法』の感想

『物理学者のすごい思考法』を読了。 「物理学者からは世界がこう見えている!」というのをユーモア全開で綴った日常科学エッセイ。先日、物理学者の先生に直接お話を伺える機会があったので、話のネタになるかなと思い読んでみました。 「"無限"や"カオ...
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宇宙から地球を見たら、どう見えるだろうか?『新版 宇宙に命はあるのか 生命の起源と未来を求める旅』の感想

『新版 宇宙に命はあるのか 生命の起源と未来を求める旅 』を読了。 NASAの火星探査チームメンバーの著者が、「科学を発展させ、人類を宇宙に向かわせてきた”〇〇の力”」について、宇宙探査の歴史、未来の展望と絡めてエモ文章で書き上げた本。 本...
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“ミステリランキング5冠”は伊達じゃない。『medium 霊媒探偵城塚翡翠』

『medium 霊媒探偵城塚翡翠』を読了。 死者と交信できる少女と推理小説作家が事件を解決していく話。 序盤は『謎解きはディナーのあとで』のようなミステリに馴染みがない人でも楽しく読めるポップさはあったものの、ミステリランキング5冠達成して...