『そして生活はつづく』を読了。
星野源が28歳だった頃のエッセイ集。
情緒不安定。不誠実。躊躇ない下ネタ。
現在のパブリックイメージとかけ離れた話すぎて、途中まで「え、これ、ほんとに星野源が書いてるの?」と半信半疑になりながら読み進めていましたが、だんだんギアが合ってくると、「つまらない日常を拡大解釈して創作物にする」というクリエイターとして力量というかセンスのほうが目立ってきて、星野源の飾っていない人間味を素直に楽しめるようになりました。
謎に現金で支払うことにこだわるせいで携帯料金が支払えない話とか、小学生の頃に漏らしたう◯こを壁に投げつけた話とか(うんこナイキの謎)、小心者が不器用なりに人生を一生懸命に生きている姿が、私の中の「『LIFE! 人生に捧げるコント』に出演していた若手俳優」像と重なってエモかったです。
他にまだ2冊くらいエッセイを積読してるので、近々読んでみよう。
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