『うずまき』を読了。
伊藤潤二先生の代表作の一つで、呪術廻戦で夏油優が使う「呪霊操術 極ノ番 『うずまき』」の元ネタになってたりします。
絵面ではとんでもなくグロくて、おぞましくて、えげつないことが起き続けるんですが、全く感情移入出来ないキャラクターとぶっ飛んだ設定が生み出すシュールさがツボに入って一気読み。
漫画というよりは、「完成された1枚の絵画を連続的に並べて作った画集」に近く、理屈もストーリー性もほとんどないのが逆にいい。とてもいい。
伊藤潤二展の図録に掲載されているインタビューで「描きたいのは、ちょっと不思議で怖い世界のほうで、登場人物はあくまでその世界を読者に伝える案内人みたいに考えているところがある」と言っていた意味がよく分かるなぁ。
怖いものが苦手でホラー系は避けて生きてきたんですが、どうやら私の脳は伊藤潤二先生の作品を”ホラー”ではなく”アート”として認識しているようです。
「美女×ホラー」の魅力にも気づいてしまったので、他の作品ももっと読んでみたい!
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