『伊藤潤二の猫日記 よん&むー』を読了。
伊藤家の猫ちゃんたちの日常を描いたギャグエッセイ漫画。
登場猫は「呪い顔」で背中にドクロの模様がある「よん」と、ただただ甘えん坊の「むー」。
伊藤潤二先生の、ハムスター派だったはずなのに秒で猫に懐柔されてしまう間抜けさとか、よんに「チュチュ」してもらえなくて四苦八苦してるおじさんの見苦しさが最高でした。
デフォルメされていない(ツチノコやナメクジとして描いてないとは言っていない)リアルな猫の動きや表情が満載で、「AIに読み込ませたら、この漫画だけで猫を完全再現できるのでは?」とかも思いました。
むーが「プクニャン」「ウララララララ」「プルルルル」と鳴いているのがちょっと変ですけど笑
個人的ベストバウトシーンは、食卓の魚を食べようとしているむーの頭を伊藤潤二先生が「ぐぐぐ」と押し返すところ。負けじと舌を伸ばして食い下がらないむーの姿に5回くらいキュン死しました。
伊藤潤二先生らしい気持ち悪い描写がスパイス程度に入ってますが、それがまたシュールなユーモアと猫の可愛さを引き立てているので猫好きなら必読の一冊でしょう。
超おすすめです。
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