『WHITE SPACE ホワイトスペース: 仕事も人生もうまくいく空白時間術』を読了。
Spotifyやナショジオなど名だたる企業をクライアントに持つコンサルティング会社のCEOが、「忙しいことは全然良いことじゃないよ! 人生にも仕事にも空白な時間(ホワイトスペース)を増やしていこうぜ!」と主張している本。
「勉強していない時間が不安で、せっかくのニート期間を楽しめてない」のが最近の悩みなので、生活に余裕を持たせたくて読んでみました。
ホワイトスペースがないことによる弊害はたくさんありまして、
- 休息なしに脳はうまく働けない。疲労や焦りによって創造性が失われ問題解決能力が下がる。
- 内省の時間がないと、「仕事の質<仕事の量」と考えていることにも気づけなくなる。
- 時間不足の焦りのプレッシャーが常にかかるので、人生の満足度が下がる&メンタルを病みやすくなる。etc
要するに、「ホワイトスペースがないと仕事も人生もうまくいかないよ!」っていうことです。
個人的にもこれは納得できるとこでして、浪人して一旦立ち止まって考える時間があったからこそ、あんまり興味がなかった大学編入を選ばずにカナダ留学を決められたのはありますからね。
「じゃあどうすればホワイトスペースを作れるの?」という部分に関しては、メールの捌き方や仕事とプライベートの切り替え方、タスクとタスクの間に小休憩を挟むなど、社会人ならすぐに取り入れられそうなTipsをたくさん紹介してくれて参考なりました。(ニートの私にはあんまり関係ないんですが)
ちなみに、この本は「効率化、実利至上主義、新自由主義の内面化とどうやって向き合うか」という問題意識もあるので、『YOUR TIME ユア・タイム 4063の科学データで導き出した、あなたの人生を変える最後の時間術』や『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』の副読本としても有用なのではないでしょうか。
著者の「『見せかけだけの忙しさ』にかまけるな! 戦略的に休め!」という言葉を胸に刻んで、まずはタイムボクシングのタスク間のスキマ時間を増やすことから始めようと思います。
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