メキシコ産幻影旅団『テスカトリポカ』の感想

感想

『テスカトリポカ』を読了。

第34回山本周五郎賞、第165回直木賞受賞作。

ひたすら暴力と狂気と胸糞シーンの連続なので、最初は「これ苦手なタイプかも」と思ったんですが、「現代の『善と悪』という倫理観の外にいる犯罪者が、『聖と俗』で世界を切り分ける宗教的な考え方(この本ではアステの神話)と出会い、信奉するとこうなる」みたいな話なんだ、と気づいてからはページをめくる手が止まらなくなりました。

ブレイキング・バッドに出てくるキャラのIQを10くらいあげて、フィジカルモンスターと神話性を足した感じ。 面白かったです。

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