『16歳からのはじめてのゲーム理論――"世の中の意思決定"を解き明かす6.5個の物語』を読了。
数式や専門用語を用いずにゲーム理論の「あらすじ」部分を説明している本。
囚人のジレンマやナッシュ均衡は聞いたことあるな―くらいで、概要は全く知らなかったので読んでみました。
タイトルだけ読むとゲーム理論の入門書に思えますが、本書の趣旨はあくまで「物事を俯瞰して考える方法を紹介する」こと。ゲーム理論の説明はほとんどされていないので、ヨビノリ氏のような解説を期待して読むと肩透かしをくらうので注意。
巻末では「これからゲーム理論を勉強する人向けの本」が紹介されているので、勉強したい人はそこを読むだけでも良い気はします。
個人的には物足りない内容でしたが、「勉強するといろんな視点が手に入っていいぞ!」というのを物語形式で提示してくれているので、これを読んで勉強のモチベーションが上がる人もいるのかも知れません。
次はもう少し踏み入った内容の本を読んでみるか…
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