『宇宙ベンチャーの時代~経営の視点で読む宇宙開発~』を読了。
ベンチャーキャピタリストと元JAXAのエンジニアが「宇宙ビジネスの展望」について語っている本。
本書で取り上げられている話題は多岐に渡っていて、アルテミス計画などの現在世界で動いている大規模プロジェクトの話から、ベンチャー企業がいかに宇宙産業に参入してきたのかの変遷、新たに産まれようとしているビジネス領域などなど、これ一冊読むだけで“分かった気”になれてコスパ抜群。
個人的に1番刺さったのは、「ヴァージン・ギャラクティック」を設立したリチャード・ブランソンの激アツ逸話たち。
・SEX PISTOLSも所属していた「ヴァージン・レコード」の創設者
・熱気球での太平洋や大西洋横断や世界一周飛行もしてる冒険家
・ブルー・オリジンの打上げ予定日に割って入り、ビリオネア創業者初の民間宇宙旅行達成
みたいなエピソードには、思わず「パンクス爺さんかっけぇ!」叫んでしまいました。
宇宙に関心がない人も、ビリオネア同士のマウントの取り合いや「ド赤字の宇宙ベンチャー企業が上場できる理由」なんかは読み物として面白いと思いますし、
・結局スペースXのどこがすごいの?
・日本の宇宙技術ってどうなの?
・衛星データがメチャクチャ儲かる仕組み
みたいなところも簡単に押さえられてニュースにも強くなれる?のでやっぱりコスパが良いです。
おすすめ。
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